2013年2月18日月曜日

近藤譲の音楽

1361103869339.jpg



アンサンブル・ノマド 定期演奏会 ♯46「近藤譲の音楽」を聴いてきた。

近藤先生の作品の素晴らしさは今さら私なんぞが語るまでもないけれど、今日のノマドの皆さんの演奏も、誠実さの感じられる素晴らしいもので、観客も演奏者も一体となって、近藤譲という作曲家が聴いた音に一心に耳を澄ますような、とても印象に残るいいコンサートだった。

今まで様々なコンサートを見聞きしてきたけれど、今日のような、そこにいる人が一斉に純粋に耳を澄ますようなコンサートはひとつの理想形のような気がした。それは第一に作品の素晴らしさあってのことなのだけれど。

近藤先生の音楽を聴いていると、西洋の伝統音楽の中で理想とされる美意識とはある意味真逆の美意識(もちろんそれは意図されたものである)が見えてくる。作品の構成には複雑で高度な論理的緻密さが見えてくるものの、その響きは新鮮で、どこか懐かしく、肌に馴染む。

本当にいいコンサートでした。