2012年12月12日水曜日

近況とつれづれ






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先週末はスウェーデンから一時帰国して上京しているクラリネット奏者の田中香織ちゃんに一年振りに再会し、今日は滋賀から仕事で来ていた打楽器奏者の西岡まり子ちゃんに会う。
二人とはもうかれこれ7〜10年の長いお付き合いですが、大変才能豊かで努力家で心から尊敬できる音楽家で、何より個性的でとても楽しい人たちなので、たくさん刺激をもらった。
出逢いに感謝。


今日の講義の内容は社会主義リアリズムと新神秘主義のながれで、メシアン。
メシアンの世の終わり…はきちんと勉強して、いつかカトレーンⅡとセットで演奏したい。


それにしても、20世紀半ば以降の西洋音楽がいかに個人的、専門的で閉ざされた世界かを思い知る。
皆に解る様な平易なものなど、作り手にとってはもはや無価値なのだし、本当に価値のある新しい概念というものはいつの世もまずもって歓迎されないのが通例。


過去の偉人達が打ち立て形を変えながら引き継いできた偉業を、その精神の本質を失うことなく、正しく受け継ぎながら、現在から未来へ繋がる価値を自分自身の耳と感覚で見極められる演奏家でありたいと切に思う。


何にせよまずは、腕と先立つもの。ひたすらスキルを磨き、理解したいと自ら望んでなお努力を要するクラシック音楽という分野を、不透明で厳しい経済情勢を強いられる今後の日本社会の中で、いかにしてその存在意義を確立できるか、が大きな課題。