2012年1月9日月曜日

ありがとうございます。

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 昨日のニューイヤーコンサートはお蔭様で無事に終了致しました。お忙しい中、遠くまで御出で下さったお客様、一緒に演奏してくださった高橋和歌さん、高田のぞみさん、澤田智子さん、宮崎晶子さん、戸尾美和さん、主催の田野倉さん、スタッフの方々、すべての方に心から感謝しています。本当に、ありがとうございます。


 私はモーツァルトを演奏することが決まるといつも、その日から本番が終わるまでずっと独特の緊張感とよろこびが同時に自分の中にあって、終わった後の精神的な消耗が普段より凄まじい気がします。無論、演奏している最中は夢中なので、そんなことは感じてはいないのですが。


 そして、おそらくそれは作品の偉大さ故なのでは…と感じます。モーツァルトの音楽に向かう時はいつも、気持ちいいくらい残酷な無力感を感じます。まさに「手も足も出ない」というか、書いてあることと従来の伝統的なスタイルをまずは守ることが大前提で、それをきちんとできさえすればモーツァルトの音楽になるわけだけれど…、意外とそれがとても難しくて、そしてそこに必死になっているうちに気付くと終わっていて…という感じです。


「人生は儘ならない」とはよく言いますけれど、まさに演奏者は”モーツァルト”という大きな掌の上でひらひら踊らされて人生を終えるような気もします。


とはいえ、やはり名曲。念願だったケーゲルシュタットトリオを2012年の一曲目として、素晴らしい共演者の方と演奏できたことはとても幸運だったと思います。


ケーゲルにちなんで?今年はEs‐Dur=変ホ長調な一年にしたいです[E:clover]