2010年8月8日日曜日

二人の天才のこと

今年はChopinとSchumannが共に生誕200年ということで、さまざまな場所でこの二人の作曲家に焦点を当てた企画が取り上げられていますが、最近はこの二人について考えています。



SchumannとChopinの関係というのを見てみると、SchumannはChopinを手放しで賛美しているし、ChopinももちろんSchumannの賛辞を嬉しく思っていたというのはBallade No.2をSchumannに捧げているという部分をみればわかるけれども、「どちらかというとSchumannの片思い」と言う見解が一般的な気も少しするのですが、「実は結構惚れあっていたのでは…?」というのが私の見解です。



Chopinはプライドが高くて口下手で、あまりオープンでないけれど、音楽といつも純粋に対話して、そっと寄り添うような、、、孤独を愛する姿みたいなもの感じるのに対して、Schumannは「躁鬱の波の中で変化する自分自身の心情を伝える」=「人と解りあいたい」という剥き出しの本能的欲求が感じられます。





そういう意味で、それぞれの向かう方向は真逆だけれどなんとなく…、お互いに音楽の神様に特別愛されている存在である、ということをそれぞれがきちんと解っていたような気がします。



とにかく来週は、Schumannが「Ja!」って喜んでくれるような演奏に少しでも近づけるように、自分なりに精一杯やってみようと思います。